高い買い物をする時の考えていること

人生経験を重ねていくと失敗から学び、上手くできるようになることがあります。
例えば、昔に比べれば買い物の仕方は冷静な判断をできるようになっています。
今回は高い買い物をする際の検討方法を紹介します。

目次

判断方法

  1. 中古市場の価格(商品の価値)
  2. 使用頻度
  3. レンタル市場の価格との比較
  4. 所有することのリスクや手間

事例(SONYのGMレンズ)

最近購入した大きな商品はFE 24-70mm F2.8 GM IIというレンズで、その市場価格はおおよそ27万円です。
ポチるのに躊躇する価格です。
そこで私がまず行うのは中古市場の価格調査です。
次のモデルが出たら売却することを想定して前のモデル(GM)の価格を確認します。
ヤフオク、メルカリ、中古カメラショップなどありますが、売却するところの価格を調べるのがおすすめです。
例えばメルカリで今回のGMレンズ(前モデル)はおおよそ14万円です。
これがレンズの残存価値です。
壊れることなく売却することを考慮した場合、実質的な購入価格は以下のように算出します。

27万円(購入価格) – 14万円(残存価値) = 13万円(使用料)

ここでのポイントは27万円をお店に支払うのですが、残存価値を考慮すると実質13万円です。
この13万円に価値があるかを確認していきます。

使用頻度を計算

次に、この13万円を1回あたりの価格に換算するため、使用頻度を考慮します。

・何年使うか:今回は5年とします。
・週に何回使うか:週4回とします。

前提が決まると1年の使用回数は下記の通りです。

52週(1年)x4回= 208回(1年)

計算を簡単にするため、1年に200回使うとすると、5年で1000回です。
そのため、使用料の13万円を1000回で割ると、1回あたりの価格は130円となります。

レンタル市場の価格比較

次に、レンタル市場を調査します。
例えばマップカメラでは、このレンズのレンタル料は1日あたり5000円です。
今回の場合、1日あたりの使用料が130円なので、購入した方がお得です。

所有することのリスクや手間

商品を所有するということは、それなりのリスクや手間があります。

  1. 壊れる、カビが生えるリスク
  2. メンテナンスの必要性
  3. 売却時の手間

壊れたりカビが生えるリスクは、ソニーストアで購入すれば保証がついているので、今回はそれほど心配するべき問題ではありません。
また、メンテナンスは時間が掛かってしまいますが、個人的に嫌いな作業ではないので負担になりません。
売却時の作業はあまり好きではありませんが、5年に1回と考えると我慢できます。

結論

判断軸と照らし合わせた結論、FE 24-70mm F2.8 GM IIは購入するほうが得で、1回130円で最高峰のレンズを使えるのであればありだと判断して購入しました。

判断軸で最も重要なのは使用頻度です。
極端な例ですが、年に1回だけ使用するとすれば(5年使用で計5回)、13万円を5回で割ると1回あたりは2.6万円になります。
そうなると、レンタルの方が得です。

まとめ

紹介した考え方は他の商品にも応用できます。 例えば、スマホやPCディスプレイなど、ほぼ毎日使うものについて考えると、購入価格が高くても1回あたりの費用は大幅に下がります。
逆に、私が車を所有しない理由は、使用頻度が週末だけであり、その他のリスクを考慮すると所有しない方が理に適っています。
(とはいえ本当は欲しい)

買い物の際の1つの考え方ですが、よかったら参考にしてください。

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